レアストーンのお作り

レアストーンのグランディディエライト（ブームになっているのでレア感が薄れているかも）をジュエリーに仕立てるご注文をいただきました。
つい２-３年前はレアストーンを甲府市内で探しても、なかなか見つからなかったんですが、
SNS等での情報のおかげで、日本でレアストーンの需要があると認識されたのか、人気のあるレアストーンの取り扱いのある業者が増えてきていますね。

ここ数年感じていたことですが、宝石、貴金属の流通に大きな変化が起こっています。

以前は
大卸→卸→小売店→消費者　この流れが一般的。
小売店の店員さんが勧めたものを消費者が購入していた
消費者が小売店の店員にこんなイメージのもの（雑誌の切り抜き、テレビで女優、アナウンサーが着けていたもの）欲しいなどなど。
卸は小売店からの情報からジュエリーを開発していた（それって恐ろしく狭い範囲での情報ですよね）

最近は
SNSなどの情報が誰でも（大卸、卸、小売店、消費者）平等にしかも簡単に手に入る。
消費者の中で特にマニアと呼ばれている人々はレアストーンの情報にはとても敏感。
宝飾小売店の展示会はほとんどの店で集客に苦戦しているが、ミネラルショーなどのマニア向けの展示会は盛況。
ダイヤモンドでも、カラーダイヤモンドや変形のダイヤモンドなどのマニア向けのものの売上がいい。

流通が大きく変わり
情報発信をしている海外、国内の石屋→消費者
情報発信をしている海外、国内のメーカー→消費者
情報発信をしている小売店→消費者
日本の消費者は自分で情報を集め、他の人が持っていないレアなものを欲している傾向がある。

当社のお客様は、マニアっぽい方がとても多いです。
私が知らない石、原石、ビーズなどの問い合わせをよくいただきます。その都度、国内で情報を集めたり、海外に住んでいる人に教えてもらったりしています。
常にアンテナを張っていて、新鮮な情報をいかに手に入れるかが重要ですね。
マニアさんと話ができるような知識も身に着けておかないと、と最近は痛感しています。

グランディディエライト、キレイにリングに仕上げる予定です。お客様のイメージよりも少しでも上回るようにがんばります。

サンワカツキ　代表　若月兵衛