買ったばかりのチェーンが、すぐに切れてしまったというご相談がとても多いです。
その大部分が、チェーンに付いている引き輪とプレート部分についている丸い管(マルカンよばれている)が原因です。
チェーンと引き輪、チェーンととプレートをつなぎ合わせているマルカンは上の画像のように口が開いているのです。
当社に届くチェーンの修理品の大部分が口が開いているマルカンが原因でのチェーン切れです。
今日仕上がった修理のチェーンです。
赤い矢印の指しているマルカンが開いているので、お客様にご説明して、レーザーでその部分を溶接しました。
マルカンが口を開いているのには理由があります。
1.チェーンを専門に作っている工場が後工程のことを考えてその部分を開いている。
上のペンダントのようにチェーンを通すパーツが小さいため引き輪やプレートを外してチェーンを通すためにマルカンの口が開いている。
2.ひったくりなどでチェーンを引っ張られたときに怪我をしないように開いている
マルカンが開いていることによって、チェーンが外れやすくしてある。
などなどのことが考えられます。
当社では、お客様に上記のことを説明して納得いただき加工をスタートします。
チェーンはマルカンが開いているので、その部分が外れやすいと覚えていただけたら嬉しいです。
応急処置で修理する場合は「やっとこ」が2本あれば修理することができます。(器用な方なら直ぐにできると思います)
サンワカツキ 代表 若月兵衛
Copyright © 2024 All rights reserved.