倫理法人会に入会していた頃から続けている、「職場の教養」の書き写しを今朝も行ないました。
今日の職場の教養を読んで、忘れかけていた「初心」を思い出すことができました。
営業成績が低迷していたAさんに、ある時、突然B社から連絡があり、大口の注文が入りました。
B社とは、先輩から担当を引き継いで以来、ほとんど取引がありませんでした。しかし、先方の事情が変わり、仕事を拡大することになった時、既に同業他社との取引があるにもかかわらず、Aさんにも声をかけてくれたのです。
その訳を尋ねたAさんにB社の社長は、「君がわが社によく足を運んでくれたから」と言いました。B社は、Aさんの取引中のお客様の近くにあったため、数年に亘って足を運んでいたのです。
Aさんはこの一件以来、日頃取引のない企業を訪問し、電話をかけるなど地道な営業を重ねました。それから、徐々に営業成績は上向いていったのです。
こうした努力は、続けることが難しいものです。だからこそ自分の財産となります。仕事でも日常生活でも、目が向きにくいものにも、心を向けていくことが成功のカギなのかもしれません。
社会人になって得意先を任されるようになり、毎月、遠方のお客様に訪問していた頃のことを思い出しました。
訪問できなかったお客様にはTELをしたり、手紙を書いたり、訪問したお客様にも、「何か不足しているものはないか?」「どんなものが売れているのか?」などなどこまめにTELしていたことに気づきました。
今は、殆どが、LINEでのメッセージのやり取りがコミュニケーションをとる手段になっています。
今日の職場の教養を読んで、お客様の元に行くことは難しいですが、サプライヤーの元に足を運んで、お客様とは今以上にこまめにコミュニケーションをとるようにします。
時々、今の自分にドキッとする気づきをくれる「職場の教養」にはとても感謝しています。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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