メジャー・リーグで偉業を成し遂げ、昨年の三月に現役生活を終えたイチロー氏は数々の名言を残しています。その多くが身近で基本的な生活の内容でした。
例えば、野球の道具に関しては「汚いグラブでプレイしていたら、その練習は記憶に残りません」「一度バットを投げた時、非常に嫌な気持ちになりました」「プロとして道具を大事に扱うのは当然のことです」などと述べています。
道具や物は人のために働き、役立つことを目的に生み出されました。「物」という字が付く建物は私たちの快適な暮らしを守り、食べ物は私たちの身体を育んでくれるように、私たちは様々な「物」と共に生きているのです。
道具は、仕事の効率を上げることができます。イチロー氏が現役時代、「グラブは、体の一部だと考えています」と述べていたように、道具やものを大切にすることで、その特質が充分に発揮されることを教えてくれています。
日頃、何気なく使っている物や道具は、生活を便利で豊かにしてくれる協力者です。改めて、物や道具に感謝の気持ちを深めていきたいものです。
私たちの業界でも、道具や物を大切にしている職人さんは、いい仕事をしてますね。
会社がキレイに整理整頓していたり、掃除が行き届いている企業は業績がいいですね。
人間が生活する上で便利で豊かにしてくれている「物」を大切に、感謝して扱うようにしたいですね。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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