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リフォーム展示会をしていた頃!!!

ジュエリーリフォーム

以前、ジュエリーのリフォームの展示会を企画していました。

小売店さんの売り場の一角をお借りして、お客様の目の前でジュエリーの修理や作り変えをしていました。
営業担当の私と製造担当の職人さんの2人で北は北海道から南は九州まで車で移動して展示会をしていました。
持ち物は、職人さんの作業台、研磨機や洗浄機などなどでステーションワゴンのトランク部分はほぼ埋まってしまいます。
後部座席には、商品がセットされている陳列ケース20箱くらい、宝石をセットしたジュエリーボックス80個くらい、2名分の私物のカバン、台車などを積むとほぼ運転席と助手席以外は荷物でいっぱいです。

1ヶ月で私たちのチームは平均すると4-6ヶ所で展示会をしていました。
関東で展示会を3日やり、その日のうちに移動して北陸で2日とか、移動も入れて九州で4店舗二日間、移動も合わせると十日間の出張もありました。
私は20代後半から30代前半でしたので移動や長期出張は苦にならなかったですが、高齢の職人さんにはかなり過酷だったかもしれません。
小売店さんが事前にリフォーム展示会に向けての集客をしていてくださいますので、来られたお客様のジュエリーの修理やリフォームの接客をするのが私たちの仕事です。
今から15-20年前で、ジュエリーをその場で新しいものに作り変えるというのは珍しく、お客様にも大好評でした。
お客様の古いジュエリーが新しくなる工程を目の前で見ることができるという「実演販売」的なパフォーマンスも良かったのかもしれません。

先日、お得意先の小売店さんから荷物が届きました。
以前、リフォーム展で作った指輪のサイズ直しの依頼でした。
ものすごく古い枠についていたエメラルドを、K18とプラチナのデザイン枠に作り変えたことを思い出しました。
出来上がったときのお客様の嬉しそうな笑顔が頭の中に浮かびました。
届いた指輪を見て、リフォームしたリング大切にお使いいただいていたんだなと、とてもうれしい気持ちになり、作ったときと同じようにキレイに磨き上げてお客様に納品しました。
サイズを直して、また、お客様の指でいつまでも輝き続けてほしいですね。

サンワカツキ 代表 若月兵衛