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25年後の世界は!!!

35歳の少女

あらすじは、1995年に不慮の事故に遭い長い眠りについた10歳の少女・今村望美(柴咲コウ)。2020年に目覚めるものの、心は10歳だが体は35歳となり、すべてが変わった世界に戸惑いながらも生きていく成長物語。

このドラマを見て、少し考えてみました。

今から25年前、1995年。
私は、ほぼ毎週、出張に行っていました。
出張前に、ホテルに直接電話して、予約をして、電車の時刻表(MY時刻表)を見ながら乗り換え時刻を調べて次の日の朝に駅で買う切符の準備をしていました。
25年経つと、ホテルは予約サイトで簡単により安く手配することができ、切符もインターネットで予約したものを券売機で受け取ることが出来ます。(最近はもっと便利になっているかも)

車で出張に行くときは、助手席に地図を用意して、目的地まで行きました。慣れない地で、駐車場を探すのも一苦労。アポの時間に遅れないようにヒヤヒヤしながらの運転でした。
25年経つと、ナビに目的地をセットするとだいたいの到着時刻もわかるようになり、目的地に着くと周辺の駐車場もナビで調べることが出来ます。

新規開拓で、宝石店を探すのも、25年前は、そのエリアにどんな店があるのか、調べる手段は、周辺を歩き回る、定食屋の人に聞く、ホテルの人に聞く、同業他社の方との情報交換で知るなど。
自分で集めた情報を元に、新規開拓をする店の電話番号を「104」で調べる。
25年経つと、インターネットで調べるとあっという間に情報が集まる。店のHPを見ることもできる。

自分が、25年前から今まで、便利になっていく日々を体験できているので驚きが少ないのは当然。
例えば、1997年に亡くなった父が、今日、生き返ったとすると、約25年の月日の変化には驚いて対応が出来ないのではないだろうか。

そう考えると、一日一日、常に便利さを求めて、新しいものが生み出されていく。
つい先日まであった建物が取り壊され、新しいものが出来ていく。
何年か会っていなかった方が他界する。友だちの娘さんに赤ちゃんができる。
これらのことは毎日、世界中のどこかで起こっている。

自分では気がつかないくらいの変化を毎日体験して慣れているのかもしれない。
50歳をこえてからは、子供の頃に体験するような、「日々の新しいこと」に出会う機会はとても少ないというか滅多にないからか1日、10日、1ヶ月、1年が過ぎるのが早く感じる。
小学生の頃は早く中学生に、中学生の時は、早く高校生に・・・・早く〇〇になりたいという思いが強かった。今は、健康でゆっくり長く生きていたいと思う気持ちがあるのかも。
そんな事を考えながら「35歳の少女」を見ていた。25年後、75歳になった自分のことを思い描きながら。

サンワカツキ 代表 若月兵衛