熟練の職人さん

今回はいつもよりも少し仕上がりに時間がかかりました。（職人さんが高齢なので体調不良が原因かもしれません。）
宝石の街甲府と言われて久しいですが、業界の人には認知されているのですが、一般の人たちには浸透されていないんですよね。
業界では宝石の街＝甲府・御徒町　一般の方は知らない人のほうが多いのかもしれません。

今回も熟練の技できれいに仕上がりました。感謝です。

山梨のジュエリー業界では、若い人が職人を目指そう、宝石商を目指そうという人がとても少ないです。
６０代以上の職人さんには、ものすごい技術を持った人たちがたくさんいます。（３０−５０代の職人さんにもいらっしゃいますが）
その技術を伝承することができないのが現実です。
若手が少なく、高齢者が引退となると、「宝石の街」という看板が掲げられなくなる日が来るのかもしれません。
コロナで県外に商談に行く回数も減り、注文が減ると職人さんたちの生活の維持が難しくなってくる可能性もあります。

きれいに穴があいた石を見ながら、甲府、いや日本の宝石業界の進む道がいい方向に向かっているのかちょっと心配になりました。
まずは、自分にできることを一生懸命していき、それが将来の宝石の街甲府の少しでも力になれればと思っています。

サンワカツキ　代表　若月兵衛