倫理法人会に入会しているときから読ませていただいている『職場の教養』。
8/9に書いてあることをご紹介しますね。
結婚十年目のT子さんは、「物を大切に扱うこと」を心がけて生活しています。
ある日、結婚と同時に購入した全自動洗濯機が、脱水に切り替わると、エラー表示が出て止まるようになり、洗濯に一手間加わるようになってしまいました。
電気店に修理の見積もりを依頼すると、「寿命が近づいているようですね。修理も難しいので買い替えをお勧めします」と言われました。
T子さんは<不便だけれど、その都度、操作すれば、このまま使えるかもしれない>と考えました。
しかし、夫に話すと、「今まで大切に使ってくれてありがとう。この洗濯機は十分役目を果たしてくれたよ」と、買い替えを提案されたのです。
翌日、T子さんたちは夫婦で洗濯機を掃除し、新しい洗濯機を買った店に引き取ってもらいました。ピカピカに磨かれた古い洗濯機は喜んでいるようでした。
以来、物を捨てる際には、今までの感謝を込めて掃除をしてから手放すようになったT子さん。物の有難みを感じ、さらに物を大切に扱うようになったのです。
うちの子どもたちも小さなときから、今まで大切に使っているものが使えなくなって処分する時に『ありがとう』っていいながらさようならしていた姿を思い出しました。
子育てをしていて(あまり積極的ではなかったけれど・・・)他の子供と比べることをしないように決めていました。
でも、うまくいかない時、トラブルに出くわした時など、ダメだとわかっていてもついつい、なんで家の子供は・・・・という言葉が頭をよぎったこともしばしば。
そんな時、『物を大切にすること』が自然とできている子供の姿を思い出すと、よぎった言葉なんかすぐに吹き飛んでいきました。
親らしいことってしてこなかったけど、優しい人に育ってくれてうれしく感じました。
8/9の職場の教養を読んで、昔のことを思い出してほっこりとした気持ちになりました。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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