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岡島百貨店建替えのため移転・・・

老朽化のため

甲府の老舗デパートの岡島百貨店が建替えのため移転をするニュースが発表されました。

発表された内容は下記の通りです。

甲府市の中心市街地にある岡島百貨店が来年の2月に現在の店舗での営業を終了し、来年3月から中心市街地にある別の商業ビルに移転することになりました。
現在の店舗の跡地には、都内の大手不動産開発会社がマンションと商業施設からなる複合施設を建設する計画です。

これは、岡島と都内の大手不動産開発会社が28日、合同で開いた記者会見で明らかにしました。
それによりますと、岡島は建物や設備の老朽化が進み、同じ場所で営業を続けるためには大規模改修が必要となったことから、来年の2月に現在の店舗での営業を終了し、翌月の3月から中心市街地にある商業ビル、「ココリ」の地下1階から地上2階に移転して営業を再開するということです。
移転により売り場面積は現在のおよそ7分の1になるということですが、売り上げについては、現在の売り上げのおよそ3割を占める外商関連の営業に力を入れるほか、県内に初出店となる店などを新たに誘致するなどして、現在の6割を目指すとしています。
また、不動産開発会社によりますと、現在の店舗については解体を行ったあと、跡地におよそ300台分の駐車場を備えた商業施設と地上28階建てのマンションのあわせて2棟を建設する予定だということです。
解体工事は来年の秋から始め、6年後の7月ごろに新たな建物が完成する予定だということです。
岡島の雨宮潔社長は、「移転後は既存のお客さまを継続しながら次世代のお客様に対応できる店づくりを行い、山梨発となる地方百貨店の新たな事業モデルの実現を目指す」と話していました。

岡島百貨店は、甲府市の中心市街地に店舗を構える県内唯一の百貨店です。
百貨店のホームページによりますと、およそ180年前の天保14年に甲府市で茶業と呉服店として創業し、昭和11年には本格的な百貨店として営業を始めました。
その後、増床をしながら長年にわたり、甲府市の繁華街の中心的な存在として営業を続けてきました。
しかし、平成14年、債務超過のため金融機関からの債権放棄を受けると、平成21年に再び債権放棄を受け、経営再建に取り組んでいました。
また、近年は老朽化した建物の耐震化への対応も課題となっていて、複数いる地権者などとこうした課題への対応についても協議を進めていました。

甲府市の中心市街地では、ここ数年、百貨店などの商業施設の閉店などが相次いでいます。
前身となる店舗が昭和29年に甲府市内に開業し、昭和40年から甲府駅南口で長年営業を続けてきた山交百貨店は、郊外に大型商業施設が進出したり、インターネット通販の利用が増加したりするなかで赤字経営が続き、収益が改善するめどが立たなくなったとして、令和元年に閉店しました。
土地と建物は「ヨドバシホールディングス」が取得して去年4月から家電量販店大手の「ヨドバシカメラ」が営業しています。
また、甲府市の中心市街地「ココリ」では、おととし、流通大手のイオングループの食品スーパーが撤退しました。
こうした中、岡島百貨店は県内唯一の日本百貨店協会に加盟するデパートとして営業を続けるとともに、中心市街地の活性化などにも取り組んできました。

岡島百貨店が営業を終了し、複合ビルを建設する再開発計画が進められることについて、長崎知事は「県としては、商業や居住といった都市機能が強化され、中心市街地のにぎわいの創出につながることを期待している。今後は甲府市が示す中心市街地活性化についての方針のもと、最大限の協力をしていきたい」とコメントしています。

甲府市の樋口雄一市長は、「移転後も中心市街地の活性化に引き続き寄与していただけると考えている。関係機関と連携しながら、中心市街地のさらなるにぎわいの創出に取り組んでいきたい」としています。
以上

これを機に、甲府の中心街が活性化することを期待しますが、数年前に同じようなコンセプトで作った「ココリ」が結果を出せず、建替え中の移転先が「ココリ」。2028から2029年に完成する前に、いろいろなアイデアが出てこないと「ココリ」と同じような道を歩むような気がするんですが・・・・今日の岡島のニュースを見て、ちょっと後ろ向きな気持ちになってしまった自分がいました。

サンワカツキ 代表 若月兵衛