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ちょっと考えたこと!!!

強歩大会

私の通っていた高校には強歩大会がありました。一年に一度42.195kmを歩く?走る?行事です。
11/1に金桜神社にお参りにいった時に、その道中を甲府工業高校の生徒さんが強歩大会をやっていたのでちょっと思い出したことがあって書いてみました。

学生時代って「損得」で判断することが多かったと思います。
当時の私は、「強歩大会」=「とても嫌な行事」でした。
真夏の暑い時間に体育の授業は「強歩大会」の練習、ひたすら運動場や校舎の周りを走っていました。
何の意味があって「強歩大会」をやるんだ、常に「疑問」がありました。
何の得にもならないことのために、炎天下にひたすら走る授業、42.195kmを歩く意味って何?
私はこんなことを考えていやいやながらやっていました。
その当時は自分が得をすることには興味を示し、得をしないことにはただただ「疑問」だけ。

実際に社会に出てみると、「損得」で判断することよりも大切なことがたくさんあるんですよね。
私は気がつくのが遅かったのかもしれません。

自分の中で「得」だと思ってやっていたことがそんなに「得」ではなかったり、「損」だと思っていたことが実はとても大きな「得」であったり。
その時にはわからなかったけど、アラフィフジジイになった今はよくわかり、結構、後悔していることが多いんですよね。

例えば、掃除。
学生時代、学校の掃除の時間ってありましたよね。
その時、一生懸命に掃除に取り組む人って少なかったですよね。(自分がやらなくても生徒の誰かがやるし、多少キレイじゃなくても困らないよね)
こんな私でも、ある程度の歳になると、早朝にボランティアで清掃に行くようになり、その仲間と自腹で朝ごはんを食べて、きれいになってよかった、これで気持ちよく誰かに使ってもらえるねって話をするんですよ。高校生の時の自分だったら想像しないでしょうね。

学生のころ、球技大会とか合唱大会とか一丸となって頑張る行事が苦手でした。
そういうの嫌いな人って今の学生さんにもいると思うんですよ。
将来、大人になって周りで成功していると言われている人を見ると、結構な確率で、行事に一生懸命に頑張っている人なんですよね。
学生時代に要領がいい人で乗り切って来た人って結構苦労していて、不器用な人でどんなことでも一生懸命に取り組むことができる人って社会に出てから輝いているんですよ。

先日の甲府工業高校の生徒さんの強歩大会を見て、一生懸命に走ったり、歩いたりしている人もいるし、仲間と話しながら楽しみながら行事に参加している人もいるし、明らかにイヤイヤ参加している人もいました。35年以上前の自分は間違いなく、イヤイヤ参加していた人に分類されたでしょう。そんな自分からですが、「今は、言ってもわからないけど、一生懸命やったほうがいいよ、それか、せめて楽しんでやろうよ」そう車の中からつぶやいてしまいました。

どんなことでも一生懸命やり、楽しんでいる人ってそれが習慣になっているんで、大人になって子供の頃の体験がすごく役に立っているように感じました。

うまく表現できないけど、今日のブログは、自分の子供たちに伝えたいなって、アラフィフジジイ思いました。

サンワカツキ 代表 若月兵衛