父の会社のグループ会社に入社して、数カ月経ったところで担当エリアを与えられました。
右も左もわからない中で、先輩から得意先を引き継ぎました。与えられた売上目標と実際の売上金額には、かなりの差が出ていました。
先輩たちはどのようにしているのかを見て、自分も新規開拓をやってみようと。
先輩から「経験が浅いので新規開拓をするよりも、休眠口座を掘り起こしてみてはどうか」とアドバイスをいただき、確かにそのとおりだなと納得してすぐに行動しました。
何件も断られて、落ち込んでいた時に、「わかった。いつ来るの?」ってすぐにアポを取らせていただいた会社の社長から手書きの手紙をいただきました。
入社した年に、取引が再開したので、もう33年のお付き合いになります。社長の会社は、後継者がいないので、数年前に閉店してしまいましたが、今でも関係が続いています。うれしいですね。
ルートセールスでカバンを持って毎月訪問させていただいたこと。
職人さんと同行して、店頭でリフォーム展を開催したこと。
毎月、社長に連れて行っていただいて思い出のお店。
「海を見ると興奮するんですよね」って言った時に、「これから行くかい?」って連れて行ってくれた笹川流れ。
東京で新作販売会にご夫婦で来ていただいたときのこと。
息子さんが結婚指輪をお選びに来ていただいた時に、社長と奥さまのとの思い出を語り合ったこと。
などなど
手書きの手紙をいただくと、33年間の思い出が走馬灯のように浮かんできました。
心のこもった手紙、ありがとうございました。
アラフィフジジイは乱筆なのでお返事はパソコンで打ったものをお送りしました。
多分、社長も奥さまも「若月くんらしいね」って笑ってくださっていると思います。
社長、奥さま、いつまでもお元気で過ごしてくださいね。いつかお会いできる日を楽しみにしています。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
Copyright © 2025 All rights reserved.