バンコクは出張で行く機会が多いです。
その際、飛行機で見る映画が「サヨナライツカ」です。
1975年のバンコクを舞台にした、辻仁成氏の作品を映画化したものです。
主演は中山美穂と西島秀俊です。
トゥクトゥク(三輪自動車?)のシーンがとても印象的です。
オリエンタルホテル「サマーセット・モーム・スゥイート」の部屋です。
いつか泊まってみたいホテルです。
何回見ても感動する映画、そのうちの一つが「サヨナライツカ」です。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
幻冬舎文庫「サヨナライツカ」 辻仁成 より
画像は拝借しました。
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