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3/26は父の命日

父の思い出

長女の1歳の誕生日に父は入院ていた病院で意識がなくなりました。
その日は、私は関西に出張に行く予定で、会社に出社してときに、
会社の方から、「社長の容態が急変した。直ぐ病院に行くように」と告げられ病院に行きました。
医師、看護師たちが病室の父を取り囲み、処置をしている様子が目に入ってきましたが、
私は、何かの間違いではないか、と信じられない思いでした。
我に返り、お約束をいただいていた取引先に電話をして、アポのキャンセルを伝えて、
父の回復を祈り続けていました。

父と懇意にしていたたくさんの方々が
「容態の急変」の知らせを聞き、駆けつけてくれました。

「強い父」であったので、回復しないわけがない、
数日前に、お見舞いに行った時には
GWにゴルフに行こうと言っていた父
まさか、こんなに突然・・・・

医師からは
この機械を外すと、心臓が止まります
残念ながら回復の見込みはないです
信じられないけれど、現実でした

バンコクで仕事をしている私の兄と叔父が帰ってくるまで
機械を外さず、奇跡が起きることを願い続けました

でも奇跡は起きませんでした

早すぎる別れ、
照れくさくて聞けなかったこと、言えなかったことが頭の中を駆けめぐりました

父が中心になって建て直した菩提寺の本堂
新しくなった本堂での初めての告別式が父になるとは・・・・


お寺の庭には、桜が。
21回目の命日がとても穏やかな陽気で父も喜んでいるでしょう。
お墓には、新しいお花が、どなたかが父のことを思い出して来てくださったのかも。


色あせてしまったけど、家に飾ってある父の写真
時には嬉しそうに見えたり、時には怒っているように見えたり、
いつも私達を見守ってくれています。

サンワカツキ 代表 若月兵衛