商売のヒント

今日の『職場の教養から』
雨だからこそ

今日の心がけ
天気を味方につけましょう

『Kさんは、アイスクリーム店を経営しています。彼には悩みがありました。
　それは雨が降ることです。雨の日は気温も低く、決まって客足が遠のいてしまいます。そのため、雨が降る度に、憂鬱な気分で働いていたのでした。
　ある雨の日、Kさんが散歩をしていると、通りがかりの店から賑やかな声が聞こえてきました。＜何かのイベントかな＞と覗いてみることにしました。
　その店では、雨の日限定セールが行われていました。価格が大幅に割引されたり、商品が増量されたりして、小さい店でしたが、活況を呈していました。
　その雰囲気を感じたKさんは、＜やり方次第では、雨の日こそ売上を上げるチャンスかもしれない＞と気づいたのです。それからは、雨の日にどうすればアイスが売れるのかを試行錯誤しています。
　天候に左右される業種はたくさんあります。しかし、いくら嫌っても、天候は変えられません。天気が悪くても、それを活かした取り組みが、仕事の幅を広げるチャンスとなることもあるのです。』

どの業界でも、天候、気候、気温等に左右されますよね。

宝石業界でも同じです。
おおざっぱですが、
12-2月は春らしい色合いの石
2-5月は夏らしい色合いの石
6-8月は秋らしい色合いの石
9-11月は冬らしい色合いの石
の需要が多くなります。

例えば、春に売り出す商品でしたら2-3ヶ月前の12-2月にパステルカラーのような石の需要が高まります。
パステルカラーの石を売る時期を逃すと残りの9ヶ月は売りにくいということになります。

需要のない時に、お客様に喜んでいただけるようなことを常に考えたいですね。やり方は無限だと思います。

サンワカツキ　代表　若月兵衛