2016年4月22日(金)–7月5日(火)に東京都庭園美術館で行われた展覧会。
どうしても見に行きたくて、東京出張に合わせて行ってきました。
ルネサンス文化発祥の地、フィレンツェ。そのフィレンツェに300年に渡って君臨したメディチ家。優れた芸術家たちの強力な擁護者となった一族の名は、ルネサンス芸術の代名詞といっても過言ではありません。《大公の宝物館》と呼ばれるフィレンツェウフィツィ美術館(銀器博物館)には、メディチ家に纏わる財宝が集められています。初代トスカーナ大公コジモ1世からメディチ家出身の教皇クレメンス7世らが制作依頼、収集した眩いまでの美術工芸品は、当時、富と権力の象徴でした。一方、衰えゆくメディチ家を誇り高く受け継いだアンナ・マリア・ルイーザが愛したジュエリーにも目を見張るものがあります。大公家に伝わる宝物を網羅する同博物館のコレクションは、まさにメディチ家の波乱に満ちた歴史を物語っています。本展では、ブロンズィーノをはじめとする宮廷画家たちの手になる肖像画や、一族を華々しく彩ったルネサンス・ジュエリー等を一堂に展覧いたします。メディチ家に伝わる珠玉のコレクションを紹介する、日本国内初の展覧会です。
東京都庭園美術館のHPから引用しました。
ジュエリーのリメイクをしていると、数十年前の指輪、ペンダントを見る機会が多いです。
その時、一番最初に感じるのは「石はきれいなのに、なぜこの枠なんだろう」ということです。
一方400-500年前のジュエリーでも全く色褪せないデザイン、存在感・・・・・
当時のメディチ家に納める宝石商は、最高の素材、最高の技術、最高のデザイン・・・を集結させ手仕上げていたはずです。
私どもも、数百年後の人々に感嘆されるようなジュエリーを扱えたらと思い続けています。
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