さっそく荷物を開けてみると30年以上前の指輪が一つはいっていました。
メモ書きにサイズ9とだけ書いてあります。
こちらのお客様とは、最小限のやりとりでわかり合える長いお付き合いになっています。
最初にデザインを見たときにリメイクなのかなと思いましたが、メモ書きにはサイズ9しか書いていません。
『あー、サイズ直しなんだ、リメイクしたらもっとよくなるのに・・・』が第一印象。
出来上がり画像をお客様にお送りしたときに、お話ができました。
私が、昔ご主人様にいただいた婚約指輪を、お嫁さんにプレゼントしたい、昔のままのデザインで。という想いがこちらの指輪にこもっていました。
結婚は家と家の結びつき、嫁いできてくれるお嫁さんに自分の大切な思い出がたくさんの指輪を贈ることによって、近い将来、息子さんが家を継ぎ、代替わりします。一足先に思い出の指輪がお嫁さんに引き継がれました。そんなお母様の想いが感じ取れました。
紅白の寿ケース
今回は、お客様とお話をして、寿ケースにお入れして、お渡しすることにしました。
Copyright © 2024 All rights reserved.