お客様のエメラルドのルースをお預かりしたのは、確か夏頃でした。
お客様のご希望のデザインイメージが2パターンありました。
一つはとにかく豪華なもの
もう一つが今回お作りした脇石にバケットダイヤモンドをセットした上品なもの
お客様がかなり悩まれてデザインが決まったのが11月中旬
お客様の希望がコストはこれ以上出せないができるだけ大きな脇石をセットして欲しいとのこと
いつもなら枠を選んでから脇石をセットするのですが、
今回はダイヤモンドから選ぶことにしました
なぜダイヤモンドから選んだかというと、業者さんにお願いして、いろいろなペアになるダイヤモンドを提案してもらい、価格を競争してもらい、できるだけ安くダイヤモンドを仕入れることができました
宝飾業界はなかなか景気が上向きにならず、国内での需要がまだまだ落ち込んでいるので、タイミングがいいと、思わぬ『出物』にあたることがあります。
今回選んだダイヤモンドは厚みが少なくて、場面の広いものにしました
目立つところにキズのないもので、爪で隠れる部分にキズのあるものを選びました(キズがまったくないものですと価格が上がってしまうので)
バケットダイヤモンドの上品な輝きが出る石をセレクトしました
ダイヤモンドから選んで作るので、型がないですが、今回は職人さんに無理を言って、CADのデータ作成、樹脂の造形代を抑えていただき作りました。
職人さんと打ち合わせて、少しでも豪華に見えるように、脇石のヨコにダイヤモンドを埋め込んでみました
お客様に出来上がりの画像をお送りしたところお喜びいただきました。
遠方のお客様ですので到着までしばらくかかりますが、実際のリングをおつけいただき、笑顔になりますように。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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