平成五年にドラフト七位で千葉ロッテマリーンズに入団した福浦和也氏は、一昨年に通算二千本安打を成し遂げ、去年、現役を引退しました。
後輩の選手たちは福浦氏について、「野球に対する姿勢や試合前の準備が模範になる」「プロ野球選手のあり方を学ばせてもらいました」と尊敬の念を抱いています。地元のファンからは、「幕張の安打製造機」と呼ばれていました。
福浦氏は、試合や練習の前の準備を念入りに行なっていました。準備には、大きく分けて、心の準備と物の準備があります。
心の準備とは、これから起こりうる事態を予測し、それを受け止める気持ちを持っておくことです。物の準備とは、必要な物をしっかりと揃え、それを使う態勢を整えておくことです。
日頃から準備を怠らず、やるべき時は一気呵成に全力を尽くすと、いつの日か大きな成功に結びつきます。福浦氏にとっては、二十六年にわたってバットを振り続けた、二千本安打だったのでしょう。
心の準備、物の準備をしっかりとしたいですね。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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