ルースのままでは加工が困難、穴があいていればビーズの感覚で作品に仕上げることができるとのご要望で石に穴を開ける加工をお受けするようになってもう15-20年くらい経ちます。
今回もいろいろな石たちが届きました。
職人さんに穴を開けていただく位置を黒マジックや修正液で印をつけて職人さんの工房に届けます。
柔らかい石、硬い石、大きい石、小さい石、開ける方向、位置、開ける穴の内径等々、職人さんにわかりやすくお伝えします。
職人さんは超が付くほどの大ベテラン、お客様から聞いている石名でお願いすると、時々、これは〇〇じゃないよ、硬かったから〇〇だと思うよ、お客様に伝えておいてと。長年の経験で穴を開けたときに伝わる手の感触でわかるとのことです。
若い時からもう何十年もやってるからな、でもおたくが持ってくる加工は、見たことないような石や、穴の位置や穴の方向が変わっているから、この歳で新しいことにチャレンジするとは思わなかったよって最近は笑顔で話していただけるようになりました。
とても素晴らしい技術を持っている職人さんですが、後を継ぐ方がいないのがとても残念です。技術の伝承ってむずかしいですね。
サンワカツキ 代表 若月兵衛
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