正式な病名は接触性皮膚炎といいます。
金属の中には汗に触れると少しずつ溶け出すものがあり、それがイオン化したものと人間のたんぱく質が結合するとアレルギー源となって皮膚の炎症を引き起こします。
金属アレルギーの症状には主に二種類があり、一方は金属と接触した箇所に症状が出るもの。
金属アレルギーの原因のほとんどが金属製のアクセサリーで、中でもピアスは非常に危険です。
ピアスは直接体内の体液や血液に触れるためイオン化しにくい高級なピアスをできるだけ使うようにしましょう。
実はこの金属アレルギーは発症するまでの期間の個人差が非常に大きく、早い人では数日、遅い人では数年とまちまちです。
何年も間が空いて発症した場合、自分が金属アレルギーであると気づかずにさらに症状を悪化させてしまうことがあります。
この記事を読んで少しでも怪しいと思ったら病院で検査してみましょう。
金属アレルギーになってしまったら好きなアクセサリーを着けることはできないのでしょうか?
そんなことはありません!まずはパッチテストをして自分のアレルギーを引き起こしているアレルギー物質を調べましょう。
アルミニウム、ニッケル、スズ、コバルト、パラジウム、マンガン、イリジウム、インジウム、重クロム、クロム、金、銀、銅、白金、鉄、亜鉛の16種類(病院によって異なる)を検査してもらうことができます。
検査で自分のアレルギーを引き起こしいている金属を確かめれば自分のアレルギーを引き起こさない素材のアクセサリーを選ぶことでオシャレを今までよりもっと楽しむことができます。
それ以外にもアレルギーをそもそも引き起こしにくい素材というものが存在します。
金やプラチナ、銀はアレルギーを引き起こしにくい素材ですが、チタンがアクセサリーに使われる金属の中で最も安全だと言われます。
その他にもステンレス素材もアレルギーが出にくいので心配な方はチタンやステンレス素材のアクセサリーを選ぶようにしましょう。
逆に金属アレルギーを引き起こし安い素材はニッケル、亜鉛、コバルト、真鍮、スズなどです。
金属アレルギーは汗や体液で金属が解けることによって引き起こされます。
なので運動時や汗をかきやすい季節はできるだけ着用しないか、アレルギーを起こさない素材のものを使いましょう。
ピアスは体内の体液に直接触れるため清潔な状態を保ちましょう。
ですがアルコール消毒などはせず、清潔な濡れタオルでふき取るだけで十分です。
金属アレルギーでもきちんと素材を選べばオシャレを楽しむことができます。
少しでも怪しいな、と感じたら迷わず最寄りの皮膚科で診断してもらい、自分のアレルギーを引き起こす金属を知らべましょう。
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