宝石を購入する際に、店側から鑑定書や鑑別書といった書類がその商品に添付されるでしょう。
しかし宝石において素人の方々には、鑑定書と鑑別書の違いはわからないと思うのでここで説明していきたいと思います。
鑑定書というのはグレーディング・レポートとも呼ばれており、ダイヤモンドにのみを対象として発行されていてそれらは天然のダイヤモンドにのみ適用されているそうです。
それらは特に、4Cと呼ばれているダイヤモンドの品質評価によって評価が記載されています。
ダイヤモンドの品質評価4Cを事細かに紹介していきたいと思います。
カラットとはダイヤモンドの重さを表しているものであって決して大きさを表しているわけではありません。
ダイヤモンドは、一般的によく出回っている0.6ctくらいの大きさから値段がつき始めるのですが、メレダイヤはたったの0.1ctくらいしかないので単体ではほぼ値段がつかずに買い取られてしまいます。
ちなみに0.7ctくらいのものから大粒のダイヤと呼ぶようになり、数万の値段がつき始めるそうです。
これはそのままでダイヤモンドの色について表していてアルファベットのD〜Zまであります。
Dが最高ランクとしていて逆にZが最低ランクと言われています。
カットは、ダイヤモンドに人間が手を加えることができる唯一の手段であり、ダイヤモンドの輝きを決める上でのとても重要な項目となっています。
価値を示しているのは、最高のランクからExcellent⇨VeryGood⇨Good⇨Fair⇨poorです。
ちなみに最高のランクを示しているのはExcellentの中にある3EX(トリプルエクセレント)というものです。
これはダイヤモンドなどの鉱物に含まれているインクルージョン(内包物)と呼ばれるゴミや気泡についてこれらの有無や位置、大きさによってクラリティーのランク付けがされます。
最高のランクから順番付けていくとFL⇨IF⇨VVS1⇨VVS2⇨VS1⇨VS2⇨SI1⇨SI2⇨I1⇨I2⇨I3となっています。
鑑別書には、基本的にそのジュエリーのサイズや形状に加え、天然ものであるか、合成であるか、模造品であるか(人工)、また天然ものであってもそのジュエリーに何らかの処理が施されているかが記されています。
もしあなたが持っているそのジュエリーが本物であるのならそのジュエリーの鑑別書には必ず『天然〇〇と認む』と記入されているでしょう。
鑑別書は、鑑定書とは違ってそのジュエリーの価値を記したものとは言えないのです!
鑑定書と鑑別書は名称は似ているけど示しているものは全く違うということがこの記事を見て分かったと思います。
鑑定書は、アメリカのG.I.A.(アメリカ宝石学研究所)とイギリスのF.G.A.(イギリス宝石学協会鑑定書)から発行されているものが世界で最も信頼度の高い鑑定機関とされているそうです。
日本の最王手である中央宝石研究会も信頼度は高いので安心して貴方のジュエリーを鑑定してくれるでしょう。
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